サックス発明者が生まれた町、ディナン@ベルギー

Church @ Dinant Europe
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皆さんは、サックスを発明した人ってどんな人かご存知でしょうか。

サックスを発明した人の名前は、アドルフ・サックスと言う人で、
ベルギーの西のほうにある町、ディナン(Dinant)というところで1814年に生まれました。

楽器でサックスをやっている人にとってディナンは、ある意味聖地です。
今回はそんな町ディナンのご紹介。

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ディナンってどんな町?

ディナンはベルギーの南東の方にある町で、ムーズ川という川を挟んで形作られた町で、
下の写真のようにとても絵になるところです。
ディナンの町並
ベルギーの首都ブラッセルから自動車で1時間半ほど行ったところにあります。駅もあるので電車でも1時間半〜2時間で到着します。

このあたりには新石器時代の頃にすでに人が住んでいたようで、11世紀頃には主要な都市の1つとなり、18世紀終わり頃までリエージュ司教の領地となっていたとのことです。
ディナンは重要な場所とされていて、渓谷を監視するためのお城も建設されていました。

ディナンがなぜそんな重要な場所であったのかには理由が2つあります。
ディナン周辺では、真鍮製品の生産が盛んで、真鍮製品=ディナンドリーと呼ばれているほど盛んだったことと、
ムーズ川が交易に用いられていたことから物流的にも重要な場所だったからです。

真鍮製品がたくさん作られていたことから、真鍮を用いた楽器の製作も盛んになりました。
実はアドルフ・サックスの父親であるシャルル・ジョセフ・サックスも楽器の製作者で、ホルンの製作に功績を残しています。

ディナンへは
そんな町、ディナンの名所をご紹介しましょう。

ディナンの名所「ノートルダム教会」

まずは、上の写真のど真ん中にある教会。ノートルダム教会。
ノートルダム教会
教会自体は最初は1200年台に建造されましたが、後ろの崖からの落石により、一部が壊れ改築されました。もとはロマネスク様式だったものに、ゴシック様式が加わったことから、特徴的な見た目になりました。
ノートルダム教会内部

ディナンの名所「シタデル(城砦)」

次に、ノートルダム教会の後ろの崖の上にある城砦、シタデル。
シタデルには、ノートルダム教会の横にある階段を登っていくか、ロープウェイを使います。
シタデルへのロープウェイ
上に登ると、ディナンの町並が一望でき、とても眺めがよいです。
早速、城砦に行ってみると、第1次大戦のころまで使われていたことから、中世のころのものから近年の大砲などまで、置いてあります。

ディナンの名所「アドルフ・サックス生家」

最後に、シタデルからディナンの町中に降りて、アドルフ・サックス通りに行ってみましょう。
サックスのキーのモニュメントやらサックスの形の照明などの先にアドルフ・サックスさんの銅像がベンチに座っているところがあります。
アドルフ・サックスの銅像

その背後に、アドルフ・サックスの生家を改築した博物館があります。
中はそれほど広くありませんが、発明したサックスやサックスに至るまでの楽器、サックス以外の楽器などいろいろと展示しています。

ディナンの名所「メゾン・レフ」

皆さんベルギービールのレフ(Leffe)をご存知でしょうか。
実はディナンにはレフの歴史を学んだり、レフのビールをいくつか試飲して違いを楽しめる場所があり、それがメゾン・レフです。
Maison Leffe

もとはブルワリーを改築した施設でホテルやレストランも併設されているところで、ベルギービール好きの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
シタデルやノートルダム教会の対岸にあり、ディナン駅から歩いて10分ほどで行くとあります。
対岸を眺めることができるちょっとした高台にあります。
Maison Leffe

ディナンでのおすすめの食べ物

ディナンでは、15世紀頃に戦闘時の保存食として発明されたクッキー、クック・ド・ディナン(Couque de Dinant)があります。
ヨーロッパで一番硬いクッキーと言われていて、小麦粉とはちみつで作られていて、最近では食べるよりも飾るほうが多いようです。

他におすすめなのが、「ムール貝のワイン蒸し」です。ベルギーのブラッセルでも食べることができますが、
こちらでは白ワイン+野菜たっぷりで調理されたものがあり、1人前の量が、日本では絶対に食べないくらいの量でびっくりします。
ムール貝のワイン蒸しスペシャル
ちなみに、ディナンはベルギーの南部なので、フランス語が使われています。
たまに英語が通じないことがありますので、食事時などの簡単な会話や料理名は調べておくと良いでしょう。
私が行った時も、レストランで”A white wine, please.”が通じず、”Vin blanc, S’il vous plait.”で通じました。

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